不二家の社長は店舗への謝罪にレクサスLSで乗り付けていましたが、どうよ?

NHKで、クローズアップ現代という番組を昨日1月30日に観ました。
テーマはズバリ今話題の不二家に関してでした。


恐らく生放送であるこの番組に不二家の新社長が中継出演し、司会者からのインタビューに答えていました。

クローズアップ現代
http://www.nhk.or.jp/gendai/


クローズアップ現代 放送記録
1月30日(火)放送 “ペコちゃん”が泣いている 〜不二家・老舗ブランドで何が〜
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2007/0701-5.html#tue

新社長は就任して間もない中、一連の不祥事についての説明や失墜した信用を再び取り戻すために日々努力している様子が伺えたように見えました。


が。


インタビューの一問一答での覇気のない回答、質問の意図とは違う回答、明らかに自己擁護、会社擁護であるような回答が多くて、聞いているこちらが心配になるくらいでした。


さらに、VTRで営業停止に追い込まれていることに関して不二家の店舗*1に謝罪に赴く場面が映し出されていたのですが、社長が店舗前に乗り付けていたのは、運転手付きの真っ黒なピカピカのレクサス(もちろん最高車種のあのLEXUS LS)。


もしもオレがお店の店長、店員だったら、
「社長さん、謝罪はともかく、あの車、新車ですか?かっこいいですね。うらやましいですよ…。」
と皮肉の一言二言を言ってしまいそうです。
それくらい、視聴者であるオレの目から見るとあのレクサスには違和感を覚えてしまいました。


もちろん、高級な社用車が悪いとは言えませんし、社長であるが故、身の安全を確保するために電車で店舗を廻ることは難しいのかもしれませんが、例えば白い営業用のバンとかで行く、タクシーを使う等、店舗側だけでなくテレビ取材されてる事も意識した行動を取るべきだったのではないかと思います*2
社長も周囲の人たちもそのことに全く違和感を覚えていなかったんだろうな、と*3


社長は番組中のインタビューで「もう一度チャンスを下さい。」と発言していました。
でも、こんな些細な事から、オレは恐らく、不二家は解体切り売りされるのが顛末で、社長が固執している自力での再生は難しいのじゃないかなと思ってしまいました。

不二家、諦めと停滞の果て (時流超流):NBonline(日経ビジネス オンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070125/117624/

*1:多分、銀座のお店

*2:ただ、そういう行為をわざとらしい「パフォーマンス」と捉えられる恐れもあり、やめたともいえますが、おそらくそこまでの考えも及ばなかったのでは。

*3:まあ、オレが細かくてタダ単に神経質なだけなのかもしれませんが(^-^;;