Born to be wild

6時過ぎに起床し準備。レンタカーを借りるため、空港へ行く。
Hertzのレンタカーでした*1。車も06モデルの***で室内広々。エンジンもV6の3000CCのため、4人が乗っても大丈夫!GPSナビも付いていますので万全*2


といっても、大丈夫なのは車自体の話です。


大変なのは運転。
もちろんメンバー全員あらかじめ国際免許証を取得済みでしたが、アメリカの車も道もペーパードライバー状態。
左ハンドルで右側通行なんて初めての体験でしたので、幹事の忠告通り、出発前に4名もれなくレンタカー屋の駐車場で練習!
左側レバーがウィンカー+ワイパーで、右側はコラムシフトレバー。
慣れれば左側レバーでウィンカーを出すことは容易でしたが*3、右側通行のコツが全然掴めない。


ということで、公道トップバッターは最年長の方に。
まあ、最年長の方は昨晩カジノをずっとしていたらしく就寝がAM5時だったようで、早々に自分のノルマを達成させたかった模様。


どきどきしながら、レンタカー屋の駐車場から公道へ。
右側通行を常に意識すべく、安全確認は「左よし!右よし!」、進行方向は、「右小回り、左大回り」を徹底しました(笑)。
加えて、iPod+FMトランスミッターを日本から持参したにもかかわらず、ノーミュージックで行くことにしました。ホンマにペーパードライバー状態だな(^-^;;


さて、最初の目的地は「レッドロックバレー(Red rock valley)」。
グランドキャニオンへのツアーは多数ありますが、レッドロックバレーはラスベガスから車で行くとかなり近い距離なのでツアーでは儲からないようで、外国人観光客はあまり訪れない穴場の観光地らしいです。


メンバーみんなが緊張しながら車を運転*4していますが、おなかは空くので、途中、道路の右側にあったセブンイレブン*5に入って食料を調達。ホットドックとツイスターを購入。うまいうまい。ああ、落ち着いた。


さて、腹ごしらえも終えたところで、右小回りで公道に出て、目的地に向かいます。
道路を進むと、最初は片側3車線だった道路がいつの間にか片側1車線の対向道路へ。すぐにど田舎になりました…。
ドライバーは他の三人からヤンヤヤンヤ言われながらも無事レッドロックバレーのビジターセンターに到着。まずはちょっと休憩ですね。


このあたりはB*6が採取できるらしく、ホウ素の化合物が色々展示されていました。


ビジターセンターを出ると、一方通行の観光道路に続きます。さすがに一方通行なので、ドライバーも多少リラックスして景色を楽しむことが出来ます。カラフルな地層があちらこちらで見ることが出来、見晴らしのいいところからの写真もGood。天候にも恵まれて気持ちが良かったです。


さて、ぐるっと観光道路を周回すると、再びビジターセンターに戻ってきます。
これでレッドロックバレーは終了。
次の目的地、Death Valleyに向かいます。


ドライバーが変更になったのですが、道は田舎道で快適に走ることが出来ました。
道案内は、幹事の入念な調査で色々地図を持ってくれたのに加え、ナビも使い方のコツが掴めてきたため有効活用しました。


さて、Death Valleyといっても広いので、行き方も色々あるようです。詳細は忘れましたが、ビジターセンターを最初に訪れるのか、後に訪れるのかで議論をしていた様子*7


なんやかんやで、田舎道をぶっ飛ばします。
途中の行程はあまり思い出せませんが、Death Valleyを一望できる高台に到着。
そこから、白い湖を見下ろすことが出来ます。
アレが噂(?)のBad Waterらしく、塩水湖のとのこと。かなりの大きさで周りの景色が赤茶けている中、湖の白色がひときわ目立ってなかなかの展望。
これから、あそこに向かうそうですが、結構遠いように見えるのは気のせい?
でも、まだ昼過ぎだし大丈夫か(楽観視)。


さて、高台からは3人目のドライバーにチェンジ。オレは次のドライバーとして助手席に。
ただし、下り坂で片道一車線のアメリカとしては狭い道路なので結構ドライバーは気を遣っていた様子。助手席に乗っていたオレはドライバーが意外と上手に運転しているので結構安心してうたた寝しそうになっていたんですけどね。というか、後部座席の二人は爆睡中だし、オレのうたた寝は許されない状況(^-^;;


さて、高台からは3人目のドライバーにチェンジ。オレは次のドライバーとして助手席に。


ただし、下り坂で片道一車線のアメリカとしては狭い道路なので結構ドライバーは気を遣っていた様子。助手席に乗っていたオレはドライバーが意外と上手に運転しているので結構安心してうたた寝しそうになっていたんですけどね。というか、後部座席の二人は爆睡中だし、オレのうたた寝は許されない状況(^-^;;


ということで、下っていくうちにだんだん暑くなってきました。
とりあえずは、Death Valleyのビジターセンターに向かって走っていると思います。


ビジターセンター到着。
自然公園内のため、公園入場料みたいなものを支払う必要があるようです。
「そんなもん、ええんちゃうん?」って言ってしまったオレはみんなから避難ゴーゴー(大げさ)。ということで、ちゃんと車1台分の入場料をビジターセンターの自動販売機で購入。


ビジターセンターでは、特にたいしたものもなく、ただ単に休憩場所。
ただ、室外に設置されている温度計を見ると35℃のようで、どおりで暑いわけだ・・・。


さて、ビジターセンターを後にした我々は、次の目的地であるDeath Valley周遊道路へ。
この道路は一方通行なのですが、左右へのカーブもたくさんあり、上下の起伏も激しく、大変楽しいドライビングコースです(笑)
運転手は、変わらず頑張ってくれていますが、助手席のオレももちろん頑張っていました。


さて、周遊道路を回った後は、BadWaterのゴルフコースという場所へ。
恥ずかしい話ですが、本当にオレはゴルフコースがあるのかと思っていた。
着いてみると、一面、塩の湖。しかも、ちゃんと歩けるくらい塩が固まっている。試しに足下の白い粉をつまみ上げて舐めてみると、確かにしょっぱい。これが他の物質だったらどうすんだよ!って突っ込みは於いておきましょう(^-^;;


さてさて、ここからはこのBadWaterを時計回りに周回します。このあたりは、海抜ゼロメートル以下の土地。数年前の洪水で道路も封鎖されていたようですが、昨年くらいに復活し、このようにドライブできるのはありがたいことです。


しばらく行くとBadWaterの駐車場に到着。
湖を背にすると、なんと断崖絶壁の上の方に「」とかかれた看板が。
ああ、あそこが海抜ゼロメートル地点なのね…。ということは今いる場所は海抜マイナス数十メートル位なのね…。


さて、湖を正面に見てみましょう。
って、真っ白です。手前側は観光客の足跡等で茶色くなっていますが、遙か彼方は人の立ち入った痕跡が残って折らず真っ白。
気温も体感温度で40℃くらいあるんじゃないかという暑さ。このときばかりは、ラスベガスで購入した帽子をかぶりました。周りは日光を遮るものは何もありません。しかも雪焼けならぬ塩焼けを地面から受けています。
暑くてかなわん!


っと、この暑さをもろともせず、メンバーのひとりが遙か彼方の真っ白いゾーンに向かってダッシュ!
いったい何を考えておられるのでしょうか…。
他のメンバーも途中まで追いかけるものの、アホらしくなって追跡中止。


数分後、汗だくになったダッシュ野郎が戻ってきました。
ダッシュ野郎はこの真っ白い悪水(BadWater)を見て何を想ったのでしょう…未だに謎です。本人に聞いても明確な答えは返ってこないでしょう(^-^;;


さてさて、コレで一通りの名所巡りは終了しました。
が、ここからラスベガスまでの岐路は200km以上あることがナビで明らかになっています。
時間は既に夕方。
あれま、日没までにベガスに帰還することは可能でしょうか…。


とはいうものの、ココで立ち止まっているとのたれ死にするのは必至ですので、前進あるのみです。
ひたすら、信号のない田舎道をそれなりのスピードで巡航します。
目指すは、Shoshone!
それまで百数十キロをとばします。途中カリフォルニア州とネバダ州の州境も通る予定です。レッツゴー。



さて、の手前に少し栄えた町並みがあったので、そこのDRUGSTOREでドライバー交代。
ついに、アンカーであるオレにハンドルが回ってきました。
ほとんどのメンバーの運転がそうであったように、オレも車が右に寄ってしまう。左ハンドル+右側通行で右側によってしまうのは何故しょうか。不思議。


なんやかんやでShoshoneに着きました。
ガソリンは1/4残っていましたが、まだ州境も越えていないため、念のため、13$きっちりでガソリンスタンドにて補給。3.5ガロンくらいだろうか。おおざっぱに計算して1リットル100円くらい。アメリカでもガソリンは高騰しているようですね。


って、この町、ガソリンスタンドと併設の商店以外に何があるの…?というくらいヘンピな町です*8


どこぞやの記事に書いてありましたが、アメリカに於けるガソリンスタンドはオアシスと同等くらいの価値があるというのも頷けます。
併設の商店にて飲み物等を補給し、これからの行程を再確認です。さすがに日没までに帰還することは無理ということで、レンタカー返却先の空港から行き先変更。
ラスベガスのダウンタウンに車を向かわせることにしました。


…って簡単に書いていますが、ラスベガスのど真ん中を通るフリーウェイを生まれて初めて走破したので、恐ろしかったと共に大変貴重な体験をさせて頂きました。
ナビを見る余裕なんて無く、助手席のメンバーにナビを見てもらってナビゲート(^-^;;出口がいっぱいあってワケわからんよ。首都高以上にシビア。


さて、フリーウェイを降りると、すぐにダウンタウン。
目的は商店街のアーケードで実施する電飾ショー。というのは、たとえで本当は「***」。
***ホテルのセルフパーキングに駐車し、徒歩で向かう。
この周囲は町並みも暗くて、ちょっと物騒。
電飾ショーは1時間に一回に実施するようで、オレは時間までアーケードの下で休憩。カジノ大好きメンバーはこの短い時間の間もカジノに興じていた模様(笑)


さて、ショーが始まりました。
・・・
一言でいうと、米国版の愛国主義マンセーショー。
日本で愛国主義ショーなんて考えられないので、悪いとは思わないけどいかにもアメリカって感じ。
数年前から電飾が電球からLEDに変更になったようで、韓国のLG社が構築に携わっている模様。韓国企業も色々進出しているようで。


ショーは10分くらいで終了。
ここからストリップに戻り、あるメンバーの願いを叶えるべく、ハードロックホテルハードロックカフェのラスベガス店に向かいます。
運転ももう慣れた(と勘違い?)もので、ダウンタウンから一般道でガンガン突き進みます。
途中、ラスベガスで働いている方たちの住居地帯を通ります。このあたりは特に治安が良くないらしいですが、街頭も少なく暗くて不気味な雰囲気でした。


さて、ハードロックカフェのラスベガス店に到着です。
ハードロックカフェはストリップから結構離れているので、こうやって車で行くとかなり便利ですね。
ハードロックカフェのTシャツを全店分購入すべく活動しているメンバーは、早速購入している模様。
オレは、ハードロックホテルのカジノの脇にある売店で何故か「ヴァージンオリーブオイル」と「レッドホットチリペッパー」を購入。でも、レッドホットチリペッパーの瓶デザインがかっこいいんだよ。


実はオレ、この段階で朝飯しか食べていないんですよね。
他のメンバーは途中のお店で何かと購入して腹ごしらえをしていたようで…。


とはいうものの、夕飯の前にレンタカーを返却する必要があります。
アメリカは本当に車社会だったというのが今日の感想。レンタカーの返却もスムーズ。無事に返却も終えました。


空港からタクシーに乗り、本日の夕食目的地である「***」に直接行くことに。
ただし、ラスベガス中心部に入ると渋滞…。空腹に耐えながらタクシーに乗っていました。


さて、レストランへ直行。もう時間は23時くらいなのに15分待ち。繁盛しているお店ですね…。


さてさて、実に約12時間ぶりの食事にありつけます!
注文したものは、ハンバーガー。
の、ハズでしたが、ハンバーガーだけでなく、もれなくフライドポテトがてんこ盛り…。


ということで、空腹であったにもかかわらず完食することが出来ずに悔しい思いをしました。

あ、AM1時。次の日に続く。

*1:幹事があらかじめ日本からインターネット申込をした

*2:でも、しょぼくてコレで本当に大丈夫かちょっと不安でしたが、終わってから考えるとこんなナビでもアメリカの道ではかなり役に立ちました

*3:例外はオレ。いざ公道で運転すると、無理矢理右側のシフトレバーを操作してニュートラルに入れてしまう失策を何度も…笑えるね

*4:ドライバーは1人だがみんなが四方八方を注意している(^-^;;

*5:道路の左側にある店は対向車線を横切るため、難易度が高く断念

*6:周期表内「水兵リーベ僕の船。七曲がぁりシップス、クラークか」の「B(Boron:ホウ素)」です。
  ちなみに、おもしろいものが見つかりました(^-^;;)
  [http://stw.mext.go.jp/0603.html:title=一家に1枚周期表]

*7:って「オレは最初に訪れる派」と伝えてお任せしていた怠け者ですが(^-^;;

*8:ショショーン:19世紀終わりから20世紀はじめに鉄道の駅、鉱山でちょっぴりにぎわった町・・・らしい。